横浜の不妊治療専門サイトへ
HOME>不妊治療とは

| 不妊の原因 |

子宮因子

子宮にできた腫瘍や子宮の形に問題があることなどが原因で、受精卵(胞胚)が着床できない。


原因となりうる疾患1.先天性子宮奇形
原因となりうる疾患2.子宮粘膜下筋腫
原因となりうる疾患3.筋層内子宮筋腫
原因となりうる疾患4.子宮内膜ポリープ
原因となりうる疾患5.黄体機能不全
 

子宮内膜症の治療法

手術療法、薬物療法、の順に並べ、大まかに治療効果が高い、治療費用、治療による侵襲が大きい順になっています。 効果が大きいものほど、治療費用がかかり、やはり身体への影響も大きくなっています。
根治性を求めれば手術療法が、姑息的(というのです、医学界では)な方法で、 なるべく身体にストレスをかけたくない、のであれば下に並んだ方法を選びます。
手術療法として、「子宮摘出または卵巣摘出」は、内膜症を抱えてらっしゃる世代には当てはまらないことが多いのですが、 理論的には最も効果が高い、再発の恐れが全く無い方法で、現在でも産婦人科の成書(権威が執筆し、標準的治療が解説されている、いわゆる「教科書」)には、唯一の根治療法、として紹介されています。 ただ、内膜症の世代はこれからお子さんを作る世代であることが多く、事実上治療法のラインナップとして外れることが多いです。
「ディナゲスト」の効果順位ですが、「3.5?」とあいまいな表現をとりました。理論的には偽閉経療法に次ぎ、OCより強い、はずですが、臨床使用経験が少ないため、現段階では「?」を付け、両者の間に位置づけました。 治療効果として我々がEBMをもってお勧めしているのがOCまでです。 現在ロイコトリエン拮抗剤について、少し調べながら書いています。
鎮痛剤の一部にも内膜症の痛みだけでなく内膜症そのものの治療効果の可能性も言われています。 漢方、健康食品にはEBMはありませんが、治療効果が見られることもあり、この辺りも調べてお伝えして行きたいと思います。

手術療法 効果 費用 妊娠 侵襲 主な副作用
子宮または卵巣摘出 1 20万円弱 できない 1 手術に伴う合併症
内膜症病巣摘出術 2 20万円弱 可能 2 手術に伴う合併症
薬物療法 効果 費用 妊娠 侵襲 主な副作用
偽閉経療法
(GnRHアゴニスト)
3 12,000円/月
(通常6カ月)
治療後可能 3 卵巣欠落症状
(更年期症状)
ディナゲスト 3.5? 8,000円/月 治療後可能 3 不正出血
OC 4 2,000円/月 治療後可能 4 血栓症、肝障害
ロイコトリエン拮抗剤 4.5? 9,000円/月 可能 6 あまりない
鎮痛剤 5 安価 可能 6 あまりない
漢方、健康食品など 6 高価なものもある 可能 6 あまりない

単純子宮全摘術

文字通り子宮を摘出する手術法ですので、将来的に妊娠を考えていない方が対象になります。
しばしば周辺臓器、卵巣・卵管や直腸、膀胱の癒着があるため、手術時間が長くなったり、出血量が多くなったりする場合も有ります。


卵巣摘出術(付属器切除術)

単純子宮全摘術に加えて卵巣を摘出する方法もあります。 また子宮は温存し、卵巣のみを摘出する方法があります。
卵巣摘出後は閉経の状態になりますから、月経そのものがなくなり、また内膜症病変は改善します。
予定よりも早い年齢で閉経になるため、どうしても癒着がひどく子宮の摘出にリスクが高い方が対象になりますが、この場合は卵巣も癒着に巻き込まれていることが多いです。


卵巣のう腫摘出術

卵巣チョコレートのう胞を摘出する術式です。最近ではほとんどが腹腔鏡下に行われるようになりました。 しばしば卵巣・卵管の周囲の癒着を伴うため、これらの病変も同時に治療されます。
卵巣の正常組織は温存されるため、術後の排卵、妊娠は可能です。 肉眼的に見つからない小病変が残る可能性もあり、こういった病変が再発(再燃)につながることもあります。


(付属器周囲)癒着剥離術

内膜症ではしばしば卵巣・卵管周囲癒着を形成し、重症な例では膀胱、直腸などの癒着も形成するため、子宮や卵巣に明らかな内膜症病変が無くても、この癒着を剥離する目的に手術を行うことがあります。
卵巣・卵管の癒着は主に不妊症や疼痛の原因となり、直腸の癒着は月経痛、排便痛、性交痛、慢性骨盤痛の原因となります。
ほとんどは腹腔鏡下に行われますが、あまりに高度の癒着が予想される場合や直腸に浸潤する内膜症が存在する場合は開腹手術が選択されることもあります。


腺筋症病変摘出術

内膜症手術ではオプション的な存在です。基本的には腺筋症の手術は子宮摘出が選択されます。 腺筋症病変のみの摘出は非常に再発率が高いため、手術のリスク、侵襲を考えるからです。
妊娠希望があるのに、他の方法で疼痛の改善が見られない場合、腺筋症に起因する流産を繰り返す場合に選択されます。
これらの手術、手術のみを行うこともありますが、多くの場合、手術中の出血、手術時間の短縮、手術の完遂を目的に、術前に偽閉経療法を行う場合があります。